ガラスの内側の曇りを、スキャナを分解して拭いてみたので、レポートします。
Photoshopを使っている人は、EPSONやCANONのフラッドベッドスキャナを使っている人が多いと思います。
最近では一般ユーザー向けのフィルムスキャナーの開発はストップしています。それはフラッドベッドタイプのスキャナの性能の向上も大きな要因になっています。フィルムも充分綺麗にスキャニングできるからですね。
フラッドベッドスキャナとフィルムスキャナの大きな違いとして、「ガラス」の有無があります。センサーとフィルムや反射原稿との間に、ガラスがあります。ガラスにゴミがついていると、当然そのゴミもスキャニングされます。スキャンする前に、ブロアーでゴミを吹き飛ばしたり、セーム革で指紋を拭いたりしますが、完全には取り除けません。
よーく見てみて下さい。長い間使っているスキャナの場合、ガラスの内側にゴミがついていることがあります。ゴミだけでなく、ガラスが曇っていませんか?
キヤノンでもエプソンでも、ガラスの内側は曇りやすいようです。
フィルムをスキャンするときは、蓋側が発光しますよね。この蓋の方のガラスにもゴミがあると、ゴミがぼやけて写るので注意です。
今回分解したのはEPSONのGT-X700の蓋側と、GT-X800の土台側ですが、どちらも作りはほとんど同じだと思います。
蓋側のガラスは、周りのネジを外せば普通にガラスごと外せます。綺麗に拭きましょう。
↑こういったものを使うといいでしょう。
そして土台側。
スイッチ部分も含まれる手前の部分を、まず外します。下の隙間にマイナスドライバーを入れるといいです。
そしたら、ガラスの付いている周りのシルバーの部分を、下のグレーの部分と分離させるのですが、これもマイナスドライバーで手前からやや強引に外していきます。
奥の部分は、外せませんでした。多分強引に外したら壊れます。
奥はくっついたままですが、ぐっと隙間を広げると、なんとか手が入るくらいに隙間が広がるはずです。そこへ手を入れ、布でガラスを拭きました。
男性の手では正直厳しいかもしれません。女性にお願いした方が手が痛くならずに済みそうです。
危険ですので必ず電源を切って、コンセントから抜いた状態で行なって下さい。
なお、スキャナーの分解は当然メーカーは推奨していませんし、保証も効かなくなる可能性があります。もちろん壊れる可能性もあるでしょう。
その他もろもろすべて自己責任で行なって下さい。当方では一切責任は持てません。
きちんとメーカーにクリーニングしてもらった方がいいとは思いますが、こんな方法もあるということで。
布が黄色くなったので、ガラスのくもりは多分たばこのヤニだと思います。
しばらく使わないときは袋かなにかで乾燥剤と一緒に密閉して置いた方がよさそうです。